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オーロラ撮影術-花谷タケシ

2004.12.24 Update


オーロラ

美しき自然の芸術であるオーロラを写真に撮りたい・・・。
感動の記憶を形にして残したい・・・。
「でもオーロラの写真ってどうやったら撮れるの?」
そんな方のために撮影術をこっそりお教えします。



■撮影機材
「フイルムかデジタルか」
まずカメラですが、一番最初に考えなければならないのは「フイルムかデジタルか」です。
結論から言えば「フイルム」です。理由は気温。氷点下の世界では電圧が下がってしまうため電気を多用するデジタルカメラはすぐに動かなくなってしまいます。またデジタルは光を電気信号に変換して電気回路にて伝達しますからその能力低下も考えられますし、CCD(またはCMOS)センサーの表面が結露しないとも限りません。以上のような理由から殆どのカメラメーカーが使用温度範囲の最低を0℃と謳っています。これは撮影に支障をきたす可能性があるというだけでなく、万が一故障した場合にメーカーとして責任を負えない(保証対象外)ということでもあります。それでも「どうしてもデジタルで」という方はあくまでも「自己責任」においてお願い致します。

「使い捨てカメラ」
次に「写ルンです」に代表される「使い捨てカメラ」で撮影できるかどうかですが、これも「ほぼ無理」といえます。詳しくは後述しますがオーロラの光は非常に暗いためシャッターを長い時間開き光を充分にフイルムに当ててやらなければなりません(長時間露光)。このためシャッター速度調整ができない「使い捨てカメラ」では余程明るいオーロラでも出ない限りフイルムに写し留めるのは不可能に近いといえます。

「コンパクトカメラ」
ではコンパクトカメラではどうでしょう?これも非常に難しいといえます。上述したようにオーロラを撮影するためには長時間露光してやる必要がありますが多くのコンパクトカメラの場合シャッター速度はプログラムにより自動制御されています。残念ながらこの「一般撮影向き」に設定されたプログラムでオーロラが綺麗に写ることはまずありません。
例外としてバルブ機能が付いている機種なら撮影できる可能性があります。
バルブ機能とはシャッターボタンを押している間シャッターが開き続ける機能です。もしお手持ちのカメラにこの機能がある場合は以降の撮影術を参考に挑戦してみる価値はあります。

「一眼レフカメラ」
ということでオーロラ撮影をするには「バルブ機能を持つフイルム一眼レフカメラ」が最適であることがご理解頂けたかと思います。では一眼レフカメラについてもう少し詳しく解説していきます。
一口で一眼レフカメラといっても多種多様な機種があります。
一眼レフカメラにおいてもまず第一に注意したいのはデジタルカメラの項でも述べた電源についてです。一眼レフカメラの場合シャッターの制御が電気(クォーツ)制御のものと機械(ギアやガバナー)制御のものがあります。近年のオートフォーカス機の場合は間違いなく電気制御です。それ以前のマニュアルフォーカス機でもシャッター制御は電気制御のものが多く存在します。デジタルカメラに比べ消費電力が少ないとはいえこれらのカメラも電池が切れるとシャッターが切れなくなります。ただしシャッター電気制御式マニュアルフォーカス機の多くはバルブに関しては機械式の場合が多いので電池が無くても撮影できます。お手持ちのカメラを使われる場合や新規に購入(中古でも)される場合はこの点を確認して下さい。
オートフォーカス機はバルブも電気式になるので常に電源に気を付ける必要があります。対策として電池を2?3セット用意し予備は常にポケット(なるべく内側)で保温しておきます。動かなくなったら入れ替えて冷えた電池はポケットに入れ温めます。温めるとまた少し使えるようになります。長時間カメラに入れっ放しにしておくといざ撮ろうという時にシャッターが切れないことがあるので休憩の際は面倒でも電池を抜いて温めておく方がよいでしょう。ただしブレイクアップ現象は突然起こるので「勘」と「よみ」も大切です。カメラの電池蓋の位置、開閉方法、電池の向きを確認しておき真っ暗な中で手探りでも電池交換が出来るように練習しておくと良いかもしれませんね。

今回オーロラ撮影のために新規購入をお考えの方には以下の機種をお勧めします。

新品の場合 ニコンFM3A または ニコンFM10
中古の場合 ニコン上記機種 及び FM、FM2、NewFM2 など
キヤノン NewF-1 など
ペンタックス LX、MX など
オリンパス OM-1 など
* 購入にあたってはカメラ店の店員にオーロラの撮影に使いたい旨を伝えよく相談しましょう。
* 上記紹介機種はオーロラ撮影に限ってのお勧め機種であり一般撮影においては近年のオートフォーカス機の方が使いやすいといえます。オーロラの撮影は特殊撮影なので予算や長期的視野において「オーロラ撮影用にわりきる」のか「旅行後の一般使用も考える」のか最初に決めてしまった方が良いと思います。


「レンズ」
一眼レフで撮影するとなると次に考えなければならないのがレンズです。ご存知の通り一眼レフの特徴はレンズを交換できる点です。レンズを換えることにより様々な画角(写り込む範囲)を撮影することが出来ます。オーロラの場合は大空に広がりますから画角は広いに越した事はありません。
レンズの画角は50mmというようにmmで表示され、50mmが肉眼で見た感じに近いため標準レンズと呼ばれます。50mmより数字が小さくなると広角、大きくなると望遠になります。オーロラ撮影には最低でも35mmの画角が欲しいところです。(ちなみにこのガイドに掲載の写真は20mmで撮影しています)
画角と並んで重要なのがレンズの明るさです。レンズには明るさがあり明るいレンズの方がシャッターを開く時間が短くて済みます。暗いレンズだと光量が少ないのでその分シャッターを長く開いてやらなければなりません。オーロラは動きが激しいのでシャッターが長く開いているとどんどんぼやけた写真になってしまいますから動きを少しでも止めるためには明るいレンズの方が向いています。レンズの明るさはF2.8のようにF値という数字で表されます。数字が小さいほど明るいレンズです。

「フイルム」
フイルムには光に対する感度があります。ISO400のように表示され、数字が小さい方が粒子がきめ細かく画質は高いのですが感度が低いのでシャッターを長く開けてやらねばなりません。数字が大きくなるほど感度は高くなるのでシャッターを開く時間も短く出来ますが粒子が粗くなるため画質は落ちていきます。オーロラの撮影にはレンズの明るさにもよりますが一般的にISO400?ISO800が使いやすいでしょう。
またフイルムにはネガフイルムとポジフイルムがあります。一般的なカラー写真はネガフイルムが主流で、色が反転した皆さんご存知のあのネガです。対してポジフイルムはフイルム自体に色が正しく反転せずに写ります。スライド写真と言えばご存知の方もおられると思います。ネガが一般的なのは暗い部分から明るい部分まで明暗の許容範囲が広いからです。少々光量不足でも逆に光量オーバーでもプリントする段階である程度補正できます。対してポジは明暗の許容範囲が狭いので厳密な光量調整が必要となるため、ある程度の技術と経験が求められます。失敗が少ないのはネガですが、しかしポジの方が発色が良く夜空の黒の締まりも良いためきちんと写れば綺麗な写真になります。ただしプリント代は割高になります。大量にプリントするのであればネガが良いでしょう。長期間滞在出来るのであればポジでも数本撮ってみておくのもよいかもしれませんね。

「その他必要な物」
オーロラ撮影において欠かせないのが三脚とレリーズです。既に述べたように長時間露光をしなければならないので必ず三脚を使用します。手持ちでは間違いなく手ブレします。少しでも頑丈な三脚の方がより安定します。脚が金属のものは素手で触ると危険なためスポンジやテープを巻くなどの対策をしておいた方が安全です。カメラ店で専用のものが販売されていますが断熱効果が得られれば代用品で構いません。
レリーズとはカメラに繋ぐケーブルで、カメラに触れずに手元でシャッターを切る道具です。これがないと撮影中の数十秒間シャッターボタンを押し続けないといけないので三脚に載せていても手の震えがカメラに伝わりブレてしまうかもしれません。マニュアルフォーカス機の多くはシャッターボタンに直接ねじ込む汎用タイプですがオートフォーカス機の場合は電気接点接続の専用タイプが多いのでカメラ店で確認して下さい。中にはレリーズが付かない機種もあります。バルブ機能付きコンパクトカメラで撮影される場合もレリーズが使えません。リモコンで操作できるものもありますがリモコンの電池が切れればもちろん使えなくなります。最期の手段は数十秒がんばって震えを堪えながらシャッターボタンを押し続けて下さい(笑)。
小型の懐中電灯もあった方が良いでしょう。もちろん使用時以外はポケットで保温。懐中電灯用の予備電池も忘れずに。点灯時は周りに撮影中の人がいないか気配りを。


■撮影方法
それではいよいよ撮影の仕方です。フイルムを入れ三脚にセットしレリーズを接続します。まずピントは無限遠(∞マーク)で固定します。オートフォーカス機はオートフォーカスを解除して手動で無限遠にします。コンパクトカメラはフォーカスモード切替で風景モード(山の絵であることが多い)にします。次に露出モードをマニュアルにし、シャッタースピードをバルブ(BまたはBulb)に固定。絞りを開放で固定。絞りの設定はマニュアルレンズの場合レンズ根元(オリンパスのみレンズ先端)のリングを最小数値にセットします。オートフォーカス機の多くはボディ側での設定となるので取扱説明書を参照して下さい。同じく最小数値にセットします。あとはオーロラの出現を待ち構図を決めます。
さてシャッターを開ける時間ですが、月明かりの状況にもよりますしオーロラの明るさはまちまちなので「これが正解」というのはありません。そこで基準となるデータをご紹介します。


F1.4 F2 F2.8 F4 F5.6
ISO100 20秒 40秒 80秒 160秒 320秒
ISO200 10秒 20秒 40秒 80秒 160秒
ISO400 5秒 10秒 20秒 80秒 160秒
ISO800 2?3秒 5秒 10秒 20秒 40秒

上記データはあくまでも参考です。写真の露出時間は倍々となるのでデータをベースにその半分とその倍の計3枚(例えば20秒が基準の場合、10秒・20秒・40秒の3枚)撮影すればまずどれかに写るでしょう。


■注意点
まず何度も述べてきたように金属部分に触る時は充分に気を付けましょう。
カメラやフイルムの取り扱いで注意したいのは結露です。屋内と屋外の温度差が激しいため、暖かい室内からそのままカメラやフイルムを持ち出したり、外で冷えきったカメラを暖かい室内に持ち込むと結露してしまいます。屋外でレンズに温かい息を吹きかけるのも避けるべきです。レンズが一度曇ってしまうと曇りがとれるまで時間がかかり撮影チャンスを逃すかもしれません。屋外に持ち出す時はカメラケースに入れてタオルで包みビニール袋に入れるなどし、外に出た時に温度が徐々に伝わるようにして充分待ってから取り出します。屋内に持ち込む時も同様です。とにかく急激な温度差を与えないようにしましょう。
またフイルムの巻き上げや巻き戻しにも注意が必要です。極寒地ではフイルムが切れたり割れたりすることがあります。手巻き式の場合はなるべくゆっくりと巻いて下さい。電動式の場合は運を天に任せるしかありませんが…。

さて、帰国してプリントしてみたらちょっと暗いまたは明るいと感じた場合、諦めてしまわずに焼き直しを頼んでみましょう。プリントの段階である程度は明るさの調整が出来ます。焼き直したいプリントを持参し「もう少し明るく」とか「暗く」と指示を出しましょう。可能であればやってくれます。特にネガフイルムの場合は調整幅が広いので頼んでみる価値はあると思います。
なお、現像所はある程度きちんとした店を選びましょう。スピード現像などは避けた方が良いと思います。フイルムは現像液と言う薬品に浸けて現像しますが現像を繰り返すと現像液は汚れてきます。早いお店はそれだけ現像液を酷使し交換のサイクルも長くなってしまいます。汚れた現像液で現像されると発色が悪くなったりフイルムにゴミが付いてしまったりします。せっかくの貴重な写真ですから少々高くてもきちんとしたお店に出したいですね。

オーロラ

それではみなさんも素敵なオーロラ写真が撮れますよう・・・Good Luck!

※花谷タケシが撮影した写真は、ホームページ「熊魂bearspirit」よりご覧いただけます。

オーロラ観測ガイド-花谷タケシ

2004.12.15 Update


オーロラ

そこは極寒の大地。キンと張り詰めた空気に音は消え静寂。
漆黒の空に満天の星。
そして微かな光が漂い始め、やがて闇を切り裂くように輝きはじめる・・・。
何故我々はこれほどまでにオーロラに惹かれ憧れるのでしょう。
自然の神秘に触れたときあなたもきっと日常を離れ、
自らもまた自然の一部であることを思い出すでしょう。
この冬オーロラを見に行かれる方々へ・・・少しばかりのアドバイス。



(1)オーロラとは?
日本語では極北光。英語で正式には【Aurora Borealis】といいますが一般的には【The Northern Lights】と呼ばれます。
オーロラ現象とは太陽面の爆発によって発生する太陽風に運ばれてきた磁場と地球の磁場が接触し、地球の磁力圏が破られる際に発生するといわれています。
オーロラ現象自体は年間240日ほど(つまり1年の三分の二)起きているといわれますが、緯度の高い極地では夏の間白夜になってしまうため肉眼で観測するのは困難です。夜に暗闇が戻る8月中旬から4月中旬がシーズンとなります。

またオーロラは地上から100~800kmの上空で発生するため雲が出てしまうと雲に遮られて見ることが出来ません。オーロラを見るためには「夜晴れていること」が条件となります。
オーロラは北極磁点(北極点より南のグリーンランド近くにずれている)を中心としたオーロラ・ベルトと呼ばれる円上で発生するため常に東西方向に広がります。薄いオーロラの場合雲と判別しにくいですが東西に伸びていればオーロラの可能性は高いといえます。方位磁石を持っているといいかもしれませんね。

オーロラで最も見応えのあるのがブレーク・アップ現象です。オーロラは発生すると最初は淡い光で緩やかにうごめきながら大きくなったり小さくなったりします。30分ほどで消滅してしまうものもありますが3時間ほど続く場合もあります。その中でブレーク・アップ現象が起こる場合があります。ブレーク・アップ現象とはオーロラの崩壊現象で今まで見ていたオーロラがいきなり空一面に広がり激しく輝きながら波打ち素早く夜空を駆け巡ります。しかし時間にするとわずか1~3分程度なので見逃さないためには屋外で寒さとの戦いとなります。



(2)氷点下の世界
さて、真冬に極北を訪れるということはすなわち氷点下の世界に足を踏み入れることになります。気温は時期や渡航地にもよりますがアラスカやカナダなど北米の場合-40℃~-50℃になることもあります。メキシコ暖流の影響で比較的暖かいアイスランドやノルウェー沿岸でも-5℃程度です。-20℃にもなると鼻で息をすれば鼻毛が凍ります。深呼吸は肺を凍らせるので避けましょう。間違っても走ったりしてはいけません!むやみに素手で雪に触れることも避けましょう。霜焼けなら笑い話で済みますが凍傷になっては笑えません。手や指先が冷えきってしまったら自分の脇の下に挟むなどゆっくりと温めましょう。いきなりお湯に浸けたりしてはいけません。屋外では冷えた金属(ドアノブなど)に素手で触れないように注意しましょう。皮が貼り付いてしまいます!金属フレームの眼鏡をされている方も注意が必要です。皮膚に触れる部分にはガーゼを巻くなど対策を。
知識と対策をきちんとしておけば寒さに怯える必要はありません。あとは一生に何回もない貴重な体験を楽しんでしまいましょう。

* 華氏について
北米において華氏(°F)表示しか無い場合、以下の換算式で摂氏(°C)に換算できます。
°C=(°F-32)÷1.8
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(3)オーロラ観測の装備
●アンダーウェア
ライトウエイトサーマスタット アンダーシャツ
ライトウエイトサーマスタット アンダーシャツ
タイトウエイトサーマスタット ロングジョン
タイトウエイトサーマスタット ロングジョン


いわゆる肌着です。極寒の屋外で保温性を上げる目的で使用しますが、対照的に暖房の効いた屋内では汗ばんでしまうため吸汗速乾性に優れた素材のものをおすすめします。

●インナーウェア
ウォッシャブルウールラスティングチェックシャツ
ウォッシャブルウールラスティングチェックシャツ
トランスウェット サーマルパイルハイネックタートル
トランスウェット サーマルパイルハイネックタートル
ポーラツィードライトジャケット
ポーラツィードライト
ジャケット
シャツならアンダーと同じく吸汗速乾素材のもの。ウールを混紡し保温性を高めたものもあります。カットソーも同様に吸汗速乾素材で裏側を起毛させたもの、ハイネックのものなどがあります。
起毛ポリエステルの軽量保温着であるフリースには厚さがいろいろあり、防風素材を合わせたものなどもあります。


●パンツ
ゴアウインドストッパータイガパンツ
ゴアウインドストッパータイガパンツ
フィヨルドパンツ
フィヨルドパンツ

パンツにもフリース素材のものやウール混紡のもの、防風効果のあるものなどがあります。
上半身にばかり注意しがちですが足元や腰周りからの冷えは身体を芯から冷やしてしまいます。
寒さで関節の痛む方はサポーターなども持っていくと良いかもしれません。

●アウターウェア
GTXオーロラジャケット
GTXオーロラジャケット
GTXバイカルジャケット
GTXバイカルジャケット
アウターにはダウンジャケットが最適でしょう。雪と氷対策として完全防水を強くお勧めします。生地が濡れてしまうと生地から冷たさが伝わってしまうからです。
スキーウェアなどによる代用も考えられますが、ウインタースポーツ用は運動時の体温上昇も考慮されているので極寒地での保温力は不十分といえます。
透湿性完全防水素材を使用したアウターとダウンのインナーが取り外せる3ウェイタイプなら現地の気候に合わせて温度調節も出来るので万全です。氷点下でも凍らないファー採用のフード付きモデルもあります。


●その他
完全防水の手袋は必需品です。保温効果の向上と写真撮影など細かい作業のために薄手の手袋と重ねるとよいでしょう。そのままでは作業できない時に一時的にアウターの手袋を外します。その際素手だとカメラなどの金属部に触れた際に危険です。水分を含んでしまう綿よりも化繊かシルク製がよいでしょう。 GTXレザーパームグラブ
GTXレザーパームグラブ

頭部の保温にはウール製のニット帽などで耳たぶまで完全に被うもの。空気が乾燥しているので実際の気温ほど寒さを感じにくいですが耳たぶが出ていると気付いた時には凍傷になってしまっていることも・・・。極寒地対応のファー付キャップなどもあります。

靴下は厚手のものを数枚用意した方がよいでしょう。寒い場合に重ねて履いたりできますし、動いて汗で湿ってしまった時にはすぐに冷たくなってしまうので履き替えた方が良いからです。

靴は足首まで覆うもので靴底が氷や雪面をしっかりグリップするもの。完全防水のものならなお快適です。

あとはマフラーなどで「隙間」を塞ぎ、体温で温まった空気を外に逃がさないようにします。足首に登山用のスパッツなども有効です。

その他ご質問がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
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ラップランドフラップキャップ
GTXピークトリップ
GTXピークトリップ
グラデーションニットマフラー
グラデーションニットマフラー

※花谷タケシが撮影した写真は、ホームページ「熊魂bearspirit」よりご覧いただけます。

検証!「GTXフォトレックジャケットII」開発者に聞く!!

2004.11.01 Update


企画室 「FoxFire情報局」局員が、日頃あまり表に出ない様々な面白情報を掘り下げて紹介。
今回は「フォトレック40」「フォトレック30」「フォトレックファンショナルベスト」など、数々のフォトレックシリーズを手掛けた「開発者 辻」に直撃インタビューをおこないました。


Q)このデザインを採用した理由は?
そうですね・・・。言っていいのかわからないですけど、うちのゲームジャケットを見ていて、オールドスタイルのファッションっていいなって思ったんです。アウトドアメーカーってハイテク素材を使ったいわゆる今どきのデザインが多いですよね。あるとき、某バイクメーカーの「4ポケット、ウエストベルト付ジャケット」を見た時、「カッコイイな。これだ」って思ったのです。このデザインを意識し、ネイチャーフォト用ジャケットを開発したんです。(笑) photo


Q)リニューアルに伴い一番こだわった点は?
とにかく大型望遠レンズが入るジャケットが欲しかったんです。夏場だと、大型望遠レンズが入るフォトベストを使えばいいじゃないですか。でも、冬場はジャケットを着てしまうからベストは使いづらい。だから、ジャケットでレンズ交換の時、一時的に望遠レンズがしまえるポケットがあったら便利だなって思ったんです。だって、そんな大きなポケットを持つジャケットってないじゃないですか。70?200mmF2.8のレンズが入り、しかも出し入れしやすい胸元に配置、そして左右両方に入れられるよう、ここにはほんと凄くこだわりました。 photo


Q)新しく取り入れた機能は?
色々あるんですけど・・・。望遠レンズが入るポケットもそうですが、そのほかで言うと、フードのレインガーター(雨どい)機能ですね。雨天時のフィルム交換やレンズ交換の際、カメラに顔を近づけて、前傾姿勢になりますよね。その時、フードに溜まった水が一気に流れ落ちるんです。いつも気にはしているんですが、実際フィールドでカメラに水滴が付いて困ったことがありました。それだったら、「最初から雨どいを作っちゃえ」ってことでレインガーターを採用しました。個人的にも普通のレインを着ていて嫌な思いを沢山しましたから、納得のいく形になりましたね。


Q)苦労した点は?
ネイチャーフォトで使うジャケットを作ると入れるものが多くなってしまって、どうしてもポケットが多くなってしまいますよね。それでいて、全天候に対応し、透湿防水素材では抜群に信頼を得ているゴアテックスを使用しています。だから「ポケットに水が入りにくい工夫」には本当に苦労しました。ゴアテックス商品は「品質保証」が付くんですが「ジャパンゴアテックス社」の防水テストに受からないとその保証が受けられないんです。そのテストがなかなか通らなくて・・・。量産直前にギリギリテストに通ったんです。(笑)
photo photo


Q)最後に何かメッセージはありますか?
僕は、日頃から富士山をテーマに写真を撮っています。その時、困ったこと、思いついた便利な機能を体験に基づき商品作りをおこなっています。(自分の使いたい商品を形にしているだけという話もありますが・・・笑)
今後もよりよい製品作りを目指し、努力してまいります。ご意見、ご要望などがありましたらどしどしお寄せ下さい。

■GTXフォトレックジャケットIIについては、
「冬の撮影を快適にするGTXフォトレックジャケットII」(2004.10.26)をご覧ください。

ユニットシステムって何だろう?

2004.11.01 Update

変化する自然を快適に過ごす


ユニットシステム Logo
ユニットシステム

ユニットシステムとは、それぞれ単体で機能するジャケットをファスナーでデタッチャブルできるシステムのこと。アウタージャケットにダウン、フリース、中綿入りのジャケットやベルトなどをデタッチャブルすると、何通りもの組み合わせが可能。季節、気温、場所、用途など、シチュエーションに応じてコーディネイトし、快適に着こなす。

ユニットシステムの図



Men's

OUTER SHELL
GTXフォトレックジャケットII
GTXフォトレックジャケットII
GTXアトラスジャケット
GTXアトラスジャケット
エアロポーラスFWトレイルジャケット
エアロポーラスFWトレイル
ジャケット

+

LAYERED JACKET
インフィニティリバーシブルジャケット
インフィニティ
リバーシブルジャケット
インフィニティリバーシブルベスト
インフィニティ
リバーシブルベスト
ポーラリブルックウインドプルーフジャケット
ポーラリブルック
ウインドプルーフジャケット
ゴアウインドストッパータイガジャケット
ゴアウインドストッパー
タイガジャケット
トランスウェットマイクロリバーシブルジャケット
トランスウェット
マイクロリバーシブルジャケット
ポーラテックジャケット
ポーラテックジャケット
ポーラテックベスト
ポーラテックベスト
パウダーライトダウンジャケット
パウダーライト
ダウンジャケット
パウダーライトダウンベスト
パウダーライト
ダウンベスト



Women's

OUTER SHELL
エアロポーラスFWカメリアジャケット
エアロポーラスFW
カメリアジャケット
GTXフェームジャケット
GTXフェームジャケット
エアロポーラスFWメリオールジャケット
エアロポーラスFW
メリオールジャケット
ウォールナットダウンジャケット
ウォールナット
ダウンジャケット

+

LAYERED JACKET
トランスウェットマイクロリバーシブルジャケット
トランスウェット
マイクロリバーシブル
ジャケット
インフィニティリバーシブルジャケット
インフィニティ
リバーシブル
ジャケット
トランスウェットコーデュロイキルトジャケット
トランスウェット
コーデュロイキルト
ジャケット
パウダーライトダウンジャケット
パウダーライト
ダウンジャケット
パウダーライトダウンベスト
パウダーライト
ダウンベスト
ポーラツィードライトジャケット
ポーラツィード
ライトジャケット
ポーラジップジャケット
ポーラジップジャケット
ポーラジップベスト
ポーラジップベスト

サーモライナーベスト
サーモライナーベスト
インフィニティリバーシブルベスト
インフィニティ
リバーシブルベスト

冬の撮影を快適にするGTXフォトレックジャケットII

2004.10.26 Update


傑作をものにする。「フォトレック」 傑作をものにする。「フォトレック」
傑作をものにする。「フォトレック」
傑作をものにする。「フォトレック」

GTXフォトレックジャケットII \54,600(本体価格 \52,000)
ブラウン・ブラック / S・M・L・XL / ゴアテックス 2層(ナイロン100%)
裏地:タフタ(ポリエステル100%)/ 耐水圧:40,000mm
透湿量:20,000g/m2/24h / 中綿:シンサレート / 平均重量:1,320g
FoxFire LOGO

研究を重ね、繰り返されたフィールドテストを経てリニューアルした2代目フォトレックジャケット。左右両胸にフラップ付ポケットを配し、さらにその肌側には望遠レンズが収納可能な大きな縦型ファスナーポケットを装備。腰には標準ズームレンズを収納するためのハンドウォーマー付封筒型ポケット、左腕にはマグライトやメモ、ペンが入るポケット、内側の腰部にはカイロポケットを装備。体温低下を防ぐストームフラップやライナーが取り付けられるユニットシステム対応により防寒対策にも配慮しました。フードにはレインガーター(雨どい)を採用。

■GTXフォトレックジャケットIIの開発秘話については、
「検証!「GTXフォトレックジャケットII」開発者に聞く!!」(2007.11.01)をご覧ください。

■その他フォトレックシリーズについては、
「これでわかる!フォトレックシリーズのすべて」(2005.03.23)にてご覧いただけます。

ショップスタッフが語る 2004年夏の快適「吸汗速乾素材」

2004.07.08 Update


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皆さんは知っていますよね。“吸汗速乾素材”。
私自身も感じますが、最近は何年か前に比べると、店頭に立っていても「何それ知らないわ!」「肌着は綿のほうがいいんじゃないの?」って、そんな方ホントに減りましたよ。逆に「そうそう、これ着ると気持ちいいのよね!」「とうとうTシャツは、ほとんどこっちになったよ!」なんて声を良く聞きます。いいですねぇ、私も最初に買って着て感じたあの感動を思い出しますよ。
では、「何それ???」って思っている方!大丈夫ですよ。私が簡単にサクッとご説明しましょう!
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フォックスファイヤーショップ ギャレ大阪店
店長 坂本 勝弘


<気持ちいい生地なんです>
要は“気持ちいい生地”です。“吸汗速乾素材”の何が気持ちいいかって、まさに漢字を読んだまんまで“すばやく汗(水)を吸って、乾きが速い”ってこと。そのままでしょ! もうちょっと詳しく説明すると、一般に肌着を含め衣類は綿素材(コットン)が圧倒的に多い。なぜかって?普段着にいい事が多いからです。例えば、良く汗を吸うとか、柔らかいとか、色を染めやすいとか・・・。でも、どうしても綿素材には弱点があって、一度濡れるとなかなか乾かないとか、色あせするとか、縮むとかね。
そこでさっきの“気持ちいい生地(吸汗速乾素材)”の登場です。綿素材の良いところはそのままに、今上げた弱点を補った主にポリエステルやナイロンの新しい素材。分かりました?


<どんな素材があるの?>
*TRANSWAET?トランスウェット?(フォックスファイヤーオリジナルの素材)
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・トランスウェット二層構造:
表面に綿素材を貼り付け二層にしたタイプ。“さらさら”と“しっかり”を両立。特に女性には二層構造なので下着が透けにくく、触り感がまさに綿のTシャツでお勧めです。主にタウンから軽いスポーツまで使えます。

・トランスウェット100%:
トランスウェットを100%使い、より乾きが良く柔らかい。二層構造とは同じ用途ですが軽く薄いのが特徴。

・トランスウェットC.C.(クールコンダクション):
素材にひんやり冷感をプラス!また上記の2タイプと比べると、よりすばやく乾き、さらに軽く張りのあるスポーツタイプ。

*DacronQD?ダクロンQD?(デュポン社のオリジナル素材)
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・ダクロンQDC:
QD(クイックドライポリエステル)+C(コットン)を混紡。タウンからアウトドアまで総合的に使えます。肌触り重視の方にはとくにお勧め。

・ダクロンQD MAX:
ダクロン素材100%を使い、高い吸汗力と速乾力を実現。また、他の素材とは異なり、繊維をいったんワラ上に編みこみ、擦れや引っ掛かりにとても強く仕上げられています。

・ダクロンQDソフト:
フォックスファイヤーでは、主にシャツに使われています。100%ダクロン素材で仕上げられており“コットンのようなしなやかさ”とサラサラ感があります。

*Technofine?テクノファイン?(旭化成のオリジナル素材)
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吸汗速乾ポリエステル繊維でコットン素材と約半分で混紡されています。フォックスファイヤーでは主にシャツに使われ、ダクロン素材と比べると「パリッ」とした張りがありオールマイティに使えますが、私のお店では張りのある素材感からカジュアル用に使っている方が多いような気がします。


<実際に見てください!>
ざっと挙げましたが、“気持ちイイ素材”分かりました?シリーズが多いので、後は是非お店の人に聞いてみてください。全国のフォックスファイヤーショップでは、販売員さん自身も結構使っている人が多いはず・・・。一度相談してみてはいかがでしょうか?

あっ!!!言い忘れてました!
今年のフォックスファイヤーのTシャツ・シャツは、全て「UVカット」表示がなされています。詳しくは同コーナー“フォックスファイヤーで紫外線対策(2004.04.23)”をご覧下さい。

 

FoxFire(フォックスファイヤー)の歴史

2004.05.11 Update


■FoxFire(フォックスファイヤー)の名前の由来
1966年、アメリカ南部ジョージア州ラバンの高校教師、エリオット・ウィギントンは、子供たちが勉強したがらないことに頭を痛めていました。そこである日、子供たちに「一体、何がやりたいんだ?」と聞いてみました。子供たちの答えは「知恵や知識を紙面や言葉で教わるのではなく、それを実践している人のところへ行って、直接学びたい」とのこと。

そこでウィギントンは、伝統的な技術や知恵を伝承しながら生きている人たちのところへ子供たちを向かわせ、見聞きしたことをレポートに書かせることにしました。すると子供たちは、それまでとは見違えるほど積極的になったといいます。

エリオット・ウィギントンは、そのレポートを一冊の本にまとめ上げ「ザ・フォックスファイヤーブック」と名づけます・・・。
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初期と現在のFoxFire Book

フォックスファイヤーとは、もともと枯れ木に生える苔が発する燐光のこと。かの地では「自然という教師が人間に与え続けている知恵の象徴」と考えられてきました。
「自然から学んだナチュラリストたちの知恵を生かして、本物のアウトドア・クロージングを作りたい・・・」そんな思いを込めて、私たちのプロダクトにフォックスファイヤーと名付けたのです。

FoxFire ~語りつぐべきすぐれた知恵~



■シンボルマーク“ゴールデンスプルース”について
photo フォックスファイヤー・プロジェクトを立ち上げた浜野安宏は、当時、スチールヘッド(ニジマスの降海種)を釣ることに取りつかれていた。それは何年も前から彼の意識を支配し始め、ついには地球儀を見た直感だけで「そこにいる」と確信し、ただ狂気の夢のためだけに、真冬のカナダ・クィーンシャーロット島に旅立った。妻と、ひとりの物好きな釣友と共に・・・。

何の情報もないままに飛び出した浜野は、現地に着いて唖然とする。クリスマスシーズンで商店も役所もすべて休み。もちろんガイドもいない。ポイントへ彼を導くべき道は、硬く氷結・・・。そんな中、やっとの思いでたどり着いたヤコーン・リバーは、全ての不安を流してしまうほど感動的に彼の前に出現。それは、雪をのせた背の高いスプルース(トウヒ・アメリカツガなどの針葉樹)の合間に、いかにもスチールヘッドを潜ませていそうな風景だった。 photo

しかし、勇んでロッドを振りこんではみたものの、ヤコーン・リバーはすぐにはやさしく微笑んではくれなかった。「やはり無謀だったのだろうか?」
凍てつく寒さと不安が、彼の心を支配していき、とてつもなく長く感じられた沈黙の後、突然、その時は訪れた。何気なくロッドをあおった瞬間、フライラインの先端に感じる確かな生命感。静寂をぶち破り、圧倒するほどのテールウォーク。それはまぎれもなく、浜野が憧れ続けてきたスチールヘッドだった。

photo 「おーい、スチールヘッドがきたぞー!」離れてしまった釣友へ届けと、全身で叫ぶ。と同時に、浜野の体を戦慄が走る。ランディングネットを持っていないことに気づいたが、寄せるべき浅瀬もなく、ティペットはわずか8ポンド。水面を切り裂くラインが悲鳴をあげる。友よ、早く来てくれ!激流へ逃れようとするスチールヘッドと浜野の間で、一瞬たりとも気の抜けない駆け引きが続いた。

ようやく背後に感じた人の気配に「ネット!」と叫ぶ。短い沈黙の後、川に入ってきた友の手に、ネットはなかった。「手取りにしますから。」彼はスチールヘッドを凝視したまま、赤いバンダナを右手にぐるぐると巻きつけながらそう言う。そして浜野がロッドを立て、魚体が浮き上がった瞬間、下手に回っていた友が、凍てつかんばかりの水にダイビングを敢行!逃れようと暴れる巨魚を抱きかかえた彼は、そのまま土手に走り、倒れこむようにしてランディング。まさに雪面へのタッチダウンだった・・・。

決死のランディングをしてくれた友と喜び合い、夢にまでみたスーパースチールヘッドを抱きかかえた浜野の体を、喜びと虚脱感が交錯する。ふと我に返って森を見上げ、浜野は思わず息を飲む。そこには一本のスプルースが夕日に照らされ金色に輝いていたのだった。それが浜野の脳裏に焼き付いている忘れ得ぬシーンであり、我々のシンボルマークであるゴールデン・スプルースとなったのです。 photo



■物創りへのこだわり
●クワイエット・スポーツのためのクロージング(衣服)
photo フォックスファイヤーは自然を愛するコンセプトに、1982年、日本で誕生しました。
フライ・フィッシングを中心としたアングラー・ナチュラリスト、アウトドア・スポーツマンのためのウエアを創り、自然を壊してしまうようなスポーツのための衣服は創りません。フライ・フィッシングというスポーツが持っているエコロジカルなマインドを原点としてゆきます。そしてフィッシング、クロスカントリー・スキー、トレッキング、バックパッキング、クライミング、カヌーイング・・・自然とともに過ごす、すばらしさを知ったアウトドア・スポーツマンのために貢献するクロージングだけを創っています。


●リアル・クロージング(本物の衣服)を創る ~Clothing for naturalist~
私たちは世界のアウトドアフィールドを駆け巡り、原野体験から得られた知恵を、クロージング(衣類)に生かしてきました。「良いものを創るためには、安易な妥協をしない」を信条に商品を開発。開発者それぞれがフィールドで感じた不満を解決し、自然の中でより快適に過ごしたいがため、それだけを考えて商品開発してきました。 photo

私たちの創るシンプルで無駄を省いたクロージング(衣類)は、一見、特徴に乏しいようにも見えます。しかしそれは、完成度の高さの裏返しでもあり、1982年より長年続いてきたという事実が雄弁に物語っています。そしてそれは、余分な不可価値や流行に惑わされることなく、本物を見抜くことができるユーザーに愛され続けてきたことの証明でもあるのです。

このマウンテンストリームベストは、島崎憲司郎さんが12年間、発売当初からご愛用いただいたものです。島崎さんが、私たちティムコとともにシマザキドライシェイクやTMCフックなど常に先進的なフライフィッシングギアの開発に携わってこられた方です。数々の釣行を共にしたこのフィッシングベストには、島崎さんの商品開発の歴史が一つひとつ、まるでこの沢山のキズのように刻まれていることでしょう。 photo


●フィールド・テストでみがきこまれたデザイン
photo フォックスファイヤーには、ちょっとした思いつきでデザインされているものはひとつもありません。しつこいほどに徹底したフィールド・テストと世界のキャリアによるきびしい判断にもとづいてデザインにみがきがかけられています。たとえば、フォックスファイヤーのオリジナル・カモフラージュ・パターンは、地球上の河川湖沼の周辺であれば、どこでも、いつでも、魚の目から逃げられることを研究し、テストされて決定されています。



■これからのフォックスファイヤー
私たちのこだわりのクロージングは、単に体を包むウエアという枠を超え、自然を愛するフライフィッシャーやトレッカー、バードウォッチャーなどのナチュラリストに愛されています。その歴史はとても地味ではありますが、それはウィルダネスを一歩一歩旅した原野体験を、確実に商品に生かす作業を積み重ねてきた結果です。「ウィルダネスを旅することによって得られた知恵」=「Traveling Wisdom」の具現化こそが、フォックスファイヤーの目指す世界であり、最大多数のナチュラリストにとって、過不足のないクロージング(衣類)を創ることにつながると考えています。
フォックスファイヤーはこれからも、あくまで原野体験から得られた知恵を生かし、自然との対話を繰り返しながら、本物と呼ばれるReal Clothingを創り続けていきたいと考えています。まさしく、「枯木に生じる菌類が放つ燐光」=「フォックスファイヤー」のように、長い年月をかけて蓄積されたものがあって、はじめて輝きを放つものなのです。
私たちはウィルダネスを旅する本物のナチュラリストのため、時代に流されず、しっかりとした物創りをしていきたいと考えています。

FoxFire 2003秋冬カタログ 北海道ロケ紀行 ~後編~

2004.04.23 Update


~ 前編は(2003.07.29) へ~

第三日目:森のトレッキング&バードウォッチングシーン

<ニューフェイス登場!>
AM7:00集合。本日の待ち合わせ時間である。今日の僕はいつになくテンションが高い。そう、初登場の男女モデルと合流する日なのだ。男性モデルは北海道を中心に活動するフライフィッシャー&フォックスファイヤープロスタッフ「千葉 貴彦氏」。そして、今回のヒロイン、大学2年生の「小島若菜さん」。
二人とも北海道出身の一般人で、モデルというのも初仕事。小島さんは前夜、学校の授業を終えてからの合流。千葉氏は車中泊の後、当日朝入りというスケジュール。これで全ての役者は集まった。ロケがいよいよ始まる。

まずは、トレッキングシーン第1候補の撮影ポイント、屈斜路湖近くのとある丘に行く。車から降り、雪解けでぬかるんだ坂道を上がり撮影スタート!
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撮影準備のかかるスタッフ

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春を待つふきのとう
二人で仲良く歩くシーンだが、二人の仕草がぎこちない。千葉氏に話を聞いてみると、二十歳前後の女性と話す機会がないとのこと。自分の子供といっても過言ではない女性と「楽しくトレッキング」なんてシーンは照れてしまうんだとか・・・。「仕方ない僕が一肌脱ぐか!」という事で、この空気を盛り上げるため、僕のテンションは最高潮へ・・・。僕はクライアントという立場を忘れ、終始、盛り上げ役に徹することとなった。ここで何かが壊れた・・・。

そんな僕を見て哀れんだ!?のか二人はいつの間にか打ち解け合い、仲良くなっていった。となればこっちのもの。撮影はどんどん進み、シャッターもどんどん切れる。最初のシーンも無事終了していった・・・。

<トラブル発生!駅舎ロケ!>
次ぎのシーンは、駅でのトラベルシーン。今回ロケ地に選んだこの駅は、弟子屈町にある川湯温泉駅。前編でも登場した、プロカメラマン末沢氏が撮影拠点とする最寄りの駅でもある。廃材らしき材木で建てられた駅舎は「鉄道員」にも出てきそうな味のある駅で、旅人の心をそそる「不思議なパワー」を感じる。後でわかった話ではあるが、数年前、JRの「青春18キップ」ポスターにも使用された場所でもあったそうな。昨日、十分なカメラテストを行なったので自信もあるし、時間的な余裕もある。

PM2時。夕方のメインシーンに備え、その他、サブカットの撮影を行なう。「駅の喫茶店でお茶をする」「線路を歩く」「電車を待つ」それぞれのテーマに沿って、段取り良くカメラマンのシャッターが押される。


そして、夕方のメインシーンに突入。
PM5時に入線する列車・・・息をこらえて静かに待つ。ホームの警報機が鳴り始め、いよいよ撮影スタート・・・。
1時間に一本しかない列車でロケするには事前準備が必要だ。僕達の段取りはこうだった。
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トラベルシーンの小島さん

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デジカメで画像チェックをする
「ホームに入る列車を待っているシーン→乗り降りしているシーン→走り去る列車をバックに線路を横切る男の旅人を撮る」実に完璧なプランである。

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リハーサルでの千葉氏

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本番で目が硬直している千葉氏
ホームで千葉氏に立ってもらう。列車がどんどん近づいてくる・・・。
が!!!!待っているホームに列車が来ない!おかしいと思ったら、なんと、反対ホームに入線してしまったのだ。「えー!うそー!」そんなはずはない!昨日は確かにこっちのホームに入線した。

緊急!作戦変更!順番をすべて逆にするのだ。

ホームに入ってくる列車の前で千葉氏を線路に立たせ「過ぎ去る雰囲気の線路を横切る男の旅人」を、すぐにホームに移動し「列車を乗り降りするシーン」という強行作戦だ。近づく列車を背に線路でポーズをとる千葉氏。列車が体ギリギリまで近づいてきているため、完全に目は硬直してしまっている。僕が「リラックスだ!」と声を掛けるが、「こえー!そんなことできねぇー」。「次はホームにいるシーンだ!」とカメラマン・・・。

みんなの声が行き交う中、全部で掛かった時間は5分くらいだったであろうか。過ぎ去る列車を見ながら、僕達はボーとしていた・・・。

まったく参った・・・。
どうやら単線列車は時間などによって入線ホームが変わってしまうのだとか。突然の出来事ではあったが、機転のきくスタッフ達のお陰で助かった。念のため、次ぎの列車でもロケを行なったが、その晩、「夕方のトラブル」をつまみに、遅くまで酒を酌みあっていたのは言うまでもありません。

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喫茶店シーンの場所を提供してくれた
オーナーの武山さんとスタッフの方


第四日目:釧路湿原トレッキング&フライフィッシングロケ

<ゆったりとしたトレッキングロケ>
遅い朝食を取る。昨日の慌しさとは一転し、ゆったりとした朝が過ぎてゆく。
いいペースで撮影が進んだため、本日は予備日となった。しかし、じっとしているわけにはいかない。ちょっと気になっていたトレッキングシーンの再撮とフライフィッシング用の魚を持ったシーン撮影を行なわなければならない。

先日のトレッキングシーンでは、今一歩の疑問が残っていた。ロケーションが今ひとつピンと来ない。しかし、今更雪のない場所を探すのは至難の技だ・・・。どうしようか迷っている時、末沢氏が連れて行ってくれた場所。そこは、釧路湿原が一望できる小高い丘だった。
名前は忘れたが、どうやら展望台のようなこの場所は、日当たりも良く、雪はほとんど無くなっていた。そして、すばらしく景観が良い。「ここか、釧路湿原は・・・」。一面に広がる湿原に、釧路川が流れている。しかもその川は、水量やコンディションに合わせ、自由に蛇行し、まったく手つかずの状態・・・。
photo 「これが本当の自然の姿なんだ」と熱い気持ちがこみ上げ、あらためて広大な北海道を堪能する事ができ大満足。

ここで、湿原をバックにトレッキングシーンの撮影をおこなうこととなった。そして、小冊子にはこのシーンを採用する事となった。

<釧路川でアメマスを狙う>
次ぎにアメマスを釣りあげた写真を撮るため、フライフィッシングを行なった。ロッドを振るシーンを撮る場所は決まっているが、魚を持った写真がない。そこで僕達はアメマスのいる釧路市近郊の釧路川本流へ来たのであった。ここではフライフィッシングができる僕と千葉氏がロッドを振った。事前情報で、アメマスの海からの遡上が今年は1週間遅れ、釣れていないとのこと。通常だと餌である鮭の稚魚を追いかけ、海から上がってくるはずだが、状況はかなり厳しい。しかも、雨まで降ってきた。「来たからには何とか頑張らねば・・・」。みんなの期待を背にロッド振ること1時間・・・。降りしきるつめたい雨の中、手はかじかみ、身体も冷え切ってしまった。
「アタリすらないが、もう少しやってから帰ろう」。

しかし、ここで、小島さんと末沢氏のタイムリミットとなってしまう。今日で2人は終了なのだ。釣りをしている僕らを横目に、小島さんを乗せた末沢氏の車が突然、遠くで走りだす・・・。
「えっー!」僕達はまだ、彼女にお別れの言葉も言っていない。彼女も「もう少しいたい」とも言っていた。末沢さんが勘違いして、家に送ってしまうのだろうか?
寂しいが、北海道流の別れ方とはこんなものなのかもしれないと思い、小島さんの乗った車に手を振った。彼女は行ってしまった・・・。僕達のお別れはあっけないものとなった・・・。

僕らはその後、少しだけロッドを振り、ボウズのままホテルへの帰途に着いた。
ところでこの雨、明日は大丈夫であろうか・・・。


最終日:夢のような1日 ~フライフィッシングシーン~

<白い天使が舞い降りる…>
朝3時ロビー集合。今までで一番早い待ち合わせ時間だ。最終日の今日は、朝日が昇るフライフィッシングシーンを撮る日になっている。日の出はAM5時過ぎ。ここから車で30分の場所ではあるが、準備のため早めに出発する。

電気の消えた寒いロビーに午前3時・・・。今日は一段と寒い気がする。昨日から降る雨のせいだろうか。顔を上げ、外を見る。とそこには、ふわふわと雪が降りそそいでいた。実はこの日を狙っていた。雪の中フライロッド振っているシーンはリアルで神秘的だ。この時期の北海道だから期待をしていたのだ。それが、最終日で、フライフィッシングロケの日とは・・・。僕達はラッキーである。

準備を済ませ、ロケ地の釧路川に到着。ここは、屈斜路湖から水が流れ出し、釧路川の生まれる地点でもある。近くの橋の上からカメラ構え、千葉氏がロッドを振る。

撮影スタートだ。朝の光を撮る時間は少ない。次々とシャッターが押されてゆく。
周りの木々には雪が積もっているが、気がつくと雪がやんでいた。薄暗く、青白かった自然の色が、日の出と共に赤い光に変わる。やがて、朝日が差し込み、雪はきらきらした表情を輝かせる。一瞬のうちに変わり行く朝の光に感動しながら、あっと言う間に太陽が高く上がり、撮影が終了。滅多に撮ることができない、雪の中のすばらしい写真が撮ることができた。
この雪は僕達の白い天使になったのであった。
photo photo
* 2004年 TIEMCOフライカタログにも掲載。


<空港での劇的な別れ>

夕方。最後の撮影も終わり釧路空港へ。空港まで送ってくれた千葉氏との別れをしばし惜しむ。出発まで40分。千葉氏との再会を約束し、東京から来た僕と望月氏と井上氏は搭乗口付近へ。手荷物検査を受け、千葉氏と別れた。

本当にいいロケをおこなうことができた。大満足である。「いろいろあったな・・・」そんな事を考えつつ、搭乗のアナウンスを待つ・・・。
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空港で記念撮影
(左から千葉氏・井上氏・望月氏)

そこに突然、ガラスをたたく音が聞こえた。
そこにはガラスごしに手を振る小島さんがいた。授業を終えた彼女は、僕達に別れを言えなかったことを後悔し、わざわざ空港まで来てくれたのである。みんなも小島さんに最後の挨拶が言えなかったことが心残りだった。しかし、その小島さんが目の前にいるのである。それはまるで、恋人に出会えた青春映画を見ているようで、僕達スタッフ一同は、感動のあまり目を疑ったほど。僕達はフライト20分前をきっているのにもかかわらず、ゲートから出て、握手を交わした。その表情はまるで子供の様・・・。この劇的な別れに、いいオヤジたちがみんな感動してしまったのである。心残りは晴れ、僕達は幸せな気持ちになれた・・・。

「さあ、これで本当に北海道ともお別れだ・・・」
僕達は飛行機に乗りこみ、帰途についた。
~ 完 ~

《 ロケ協力 》
モデル:千葉 貴彦・小島 若菜・末沢 雅彦
カメラマン:望月 孝
アートデレクター:井上 健司(敬省略)
カスタマーリレーションズ部
FoxFire 担当 斉藤 彰

フォックスファイヤーで紫外線対策

2004.04.23 Update

今回、2004年春夏のカタログロケで訪問したニュージーランドでは、紫外線の量が日本の7倍とも言われ、そこに暮らす人々にとって大変な脅威になっています。
外出の際は、紫外線カットクリームをつけ、帽子をかぶって出かけています。新聞各紙でも毎日土地ごとに「紫外線情報」が掲載され、新聞紙面の半分を飾るほどの徹底ぶり。近年のオゾン層の破壊による紫外線問題は、ニュージーランドに限らず、世界中、そして日本でも大変な問題になっています。

紫外線は、日焼けを起こすだけでなく、シミやシワなどの老化、免疫機能の低下、皮膚がんを引き起こす可能性があります。
フォックスファイヤーでは、紫外線の強さを「アイテム」「色」ごとに計測。「90%以上」と「95%以上」2種類の「紫外線遮蔽率」で数値化しました。UVカット効果が数値化したウエアでアウトドアライフをお楽しみ下さい。
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UV CUT
非常に強い日でも終日
紫外線を有効的にカット
UV CUT
やや強い日の終日、もしくは
非常に強い日の半日
紫外線対策として必要な紫外線遮蔽率(%)
紫外線量 1時間以上 半日 終日
弱い 50%以上 65%以上 80%以上
やや強い 50%以上 80%以上 90%以上
強い 70%以上 85%以上 95%以上
非常に強い 80%以上 90%以上 95%以上

foxfire