フィールド仕様の次世代カメラザック 『フォトレック デュラレージ32』

フィールド仕様の次世代カメラザック 『フォトレック デュラレージ32』

フィールドインプレッション

自由度の高いパッキングが取材先のどんな状況にも対応してくれる

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 重いものをザックの上部に入れるのはパッキングの基本だ。撮影に使うカメラやレンズ、三脚は取り出しやすさや保護も考えるとやはり上部収納がベターだと思っている。フォトレックデュラレージ32は好みの背面開閉システムを採用し、内部には上下自在に動かせるクッション性の高いインナーBOXを搭載。この中に機材を入れて、周囲に着替えや小物を入れれば収まりが良いだろう。横と裏面にはベルクロがあるため、気室からインナーBOXが飛び出ることもない。

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 テストパッキングでインナーBOXを最上部にセットすると下部には約20cmの気室が生まれた。イメージした通りにインナーBOXに機材、下部に着替えや三脚を入れてみた。収まりは悪くないが、三脚を取り出したときにはその分の空間ができてしまい、移動中に着替えが暴れることが考えられた。そこでインナーBOXの位置をやや下げて、上部の空間に三脚を、下部の空間に着替えをそれぞれ収納すると「俺って天才か!」と思えるほど完璧で美しい三気室構造になった。上の気室には三脚だけでも良いが、隙間に着替えを入れて遊びを少なくしたほうが収まりはより良い。

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 今回の取材は4泊5日。機材はオリンパスのミラーレス一眼2台にレンズ4本。バッテリー10個(充電器は持っていかない)。レリーズ1本。三脚(ベルボンUT-63Q)。ヘッドライト。そこにレインギアに日数分の着替えを入れて、宮崎・熊本と車で周った。フォトレックデュラレージ32が一番活躍したのは宮崎県・都井岬での御崎馬取材だ。馬がいるのは傾斜角のある斜面。訪れた日は低気圧が迫っており、天気は良いが、飛ばされそうになるほどの強風が吹き荒れていた。そこを上り下りしながらの撮影だったが、フォトレックデュラレージ32の快適な背負い心地は抜群で、バランスを失うこともなく、機材の重みも苦にならなかった。宮崎での取材を終えて、高速バスで熊本へ移動したときには県内全域に「大雨洪水情報」が発令中。下車後にずぶ濡れを覚悟したが、水に強いポリウレタンコーティングのおかげで収納機材や着替えが濡れることもなかった。

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 それにしてもフォトレックデュラレージ32は入る、入る。天蓋やサイド、正面ポケットも駆使すれば、底なし沼ではないけれども、いくらでも詰め込めてしまうカメラザックだ。立ち寄った道の駅では、宮崎特産のマンゴーに日向夏、焼酎(四合瓶)などつい調子に乗ってお土産を多数買い込んでしまった。まぁ、器が大きければ、気も大きくなってしまうということで、今回も充実の取材ができたことに感謝したい。

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清水 哲朗(Tetsuro Shimizu)

<WEBサイト>Tetsuro Shimizu Official web site