廣瀬 弘幸『A.M.Eクロロプレンウェーダー』で九頭竜サクラマス

2018.03.07 Update

 

今年はサクラマスを初めて釣ってから30年目。

それ以来毎年キャッチしていて、また毎年キャッチを目標にもしているので少しプレッシャーを感じながらシーズンイン。しかし解禁より大雪で、九頭竜川でのサクラマスは自粛ムード。それでも2月下旬には雪も落ち着き、釣り人も増えてきました。

 

 

 3月から本格始動

 

私も3月3日より本格始動。午後4時に2回の本命らしきアタリ。フッキングしなかったので粘ってみましたが、その後は異常無し。翌日、朝一にそのポイントを目指しましたが、人気ポイントもあって大勢の釣り人で近寄る事もできず、十分に釣りができないまま昼に。友人と早めの昼食をとり車で昼寝をしてから午後の部へ。

 

午後は駐車場から少し離れたポイントを目指します。今年から、フォックスファイヤーのA.M.Eクロロプレンウェーダーを履いていますが、立体構造と伸縮性に富んだ素材で歩きやすく遠いポイントも苦になりません。

 

ポイントに着くと、数名の釣り人が諦めて移動するところでした。このポイントは昨年浅くなり実績があまり無かったのですが、今年は深くなり明らかに釣れそうなポイントに変わっています。ただし、私の入った左岸側はテトラ帯となっており、ヒットしても大物をキャッチするには難しい場所でもあります。

 

前日アタリのあったポイント

 

 

 九頭竜サクラマス30年連続メモリアルキャッチ

 

一番良さそうな場所に入り、シュマリ90MDのHIRO -SP HGハバネロアップルグリーンを選びキャストを開始。雪シロ水に派手過ぎず地味過ぎず、怪しい輝きでキビキビ泳いでいます。

 

5投目くらいでしょうか。足元のテトラ側でいきなりドスンとヒット!

なかなかのサイズが水中で大暴れしています。テトラ帯の内側の土手からキャストしていたので、慌ててテトラに乗りロッドを川側に突出し、テトラにラインが擦れて切れるのを防ぎます。サクラマスの1回目の大暴れを凌ぎ、徐々に上流に誘導し、いつ大暴れするか分からないので、対応できるように慎重にさらに上流のテトラに移動。

 

その時、ゆっくりサクラマスが浮上してきたので気になる掛りどころを確認すると、フックは口の外側に1本掛かっているだけ。全く無理はできません。私は慎重にテトラの上を移動しこの戦いを優位に進めます。動きやすく足も上げやすいウェーダーをはいているので今までの物より楽に移動できます。

 

サクラマスに疲れが見え始めたその時、最後の力を振り絞るような大暴れ。その時、魚体にラインが巻き付き今度はラインブレイクの可能性が出てきました。しかし、そこでひるまず、ショックリーダーを信じ強引に寄せネットイン!

 

 

63センチの丸々太ったサクラマスがネットに収まりました。ロングロッドと動きやすいウェアとウェーダーでキャッチできた価値ある1本です。

 

 

 

私は身長170センチの76キロ、足のサイズは26センチ、やや短足です(笑)

この体型でA.M.EクロロプレンウェーダーのMで足の長さとお腹回り以外はピッタリサイズ。Mサイズの体型なのに、ウェーダーのブーツのサイズが小さくてLサイズを買っているという人も多いと思いますが、このウェーダーだと、26センチの私が厚手の靴下を履き、その上にナノエボウォームソックスを履いてぴったりです。

 

 

 サクラマス釣りで大事なこと

 

タックルやテクニックはもちろんですが、折れない心も大事です。足や手が冷たい、寒い、疲れたとなればなかなか釣れないサクラマス釣りですから、簡単に心が折れてしまいます。

 

そこで寒い季節は暖かいクロロプレンウェーダーが必須となります。私は、もう30年近く寒い季節はクロロプレンをはいています。

動きにくくダブダブなイメージのクロロプレンウェーダーですが、今年の新製品A.M.Eクロロプレンウェーダーは動きやすく暖かいので、きっとはいてみたら感動することでしょう。

 

このウェーダーで折れない心を保ち、満足できる魚をキャッチして頂きたいと思います。

 

 

 

Foxfireフィールドスタッフ・廣瀬 弘幸(ひろせ ひろゆき)

福井県福井市在住。九頭竜川のサクラマス釣りに精通した、カリスマエキスパート。ティムコ・プロスタッフとしてトラウトロッドやルアーの開発にも携わっている。