小峰 邦良『PDフリースフーディ&パンツ』フィールドインプレッション

2022.02.17 Update

 

マイナス13度の凍てついた空気の中、明神より徳澤に歩みを進める。冷気が鼻腔をくすぐり、呼気は瞬く間に口元で凍り付く・・・・頭上には上高地ブルーとでも言うのか?青黒い空が広がる。


しかし西の空には巻雲が・・・・午後からの悪天を予想させる。早く!ゲストに明神&前穂高のロック&スノーの絶景を見せなければ!!そんな逸る気持ちを落ち着かせながら、一歩一歩森に分け入って行く。厳冬期になると明神~横尾の間の梓川は凍結し、雪に埋もれ月面のような別世界に姿を変える。


弊社の上高地2DAYSツアーのハイライトに、この延々と広がるただただ純白の雪原を踏みしめる。誰も歩いていない(当日はキツネがお出迎えしたが:笑)まっさらなキャンバスに贅沢な痕跡が残る。


今回のツアーのゲストはカメラ好きな女子1名。山が好きすぎる女子1名。そしてカレーに魅了された山女子1名のパーティー構成。個性豊かなゲストたちは思い思いの場所でシャッターを切り、お喋りし、お茶を飲み目的地を目指す。

普段だと持ち前のしゃがれ声でワイワイガヤガヤ行く僕も、この世界では無言になってしまう・・・・余りにも美しすぎて、神がかっていて、ついつい黙々とラッセルに興じてしまうのだ。

 


さて、前置きが長すぎたが今回のツアーに行くにあたってPJ峰こと僕がチョイスしたアイテムが以下。

 

★上半身:クレストクライマージャケットPDフリースジャケット
★下半身:ストーミーDSパンツPDフリースパンツ


シェルは若干薄めなコーディネートに思われるが、厳冬の上高地にはピッタリ。トンネル歩きやラッセルでは汗をかき、日が差し風が止めばポカポカ。ゴアテックスとエアロポーラスで透湿防水性は申し分ない。濡れ戻りも無く、快適に安心してスノーシューイングが楽しめる。


クレストクライマージャケットは僕の大好きなカラー!ゴールドオーカー!!アースカラーでシックで大自然との調和間違いなし。すこぶる軽く、防水ジャケット特有のゴワツキ感ゼロ。腕や肩、肘が突っ張ることも無く、腕の振りも自由自在。(※これは同モデルのクレストクライマーパンツでも同様の履き心地!お勧めアイテムである!!)


そして今回パンツに選んだのはストーミーDSパンツ。上記のクレストクライマーパンツでも十分だが、今回は女子3名と全力で深雪ラッセル&雪遊びがメイン。何よりも全力で二日間パウダースノーと戯れたかった・・・・だったらやっぱり!サスペンダー付きのこのパンツがベスト!!中綿が入っていないのでシルエットも着心地もスッキリ。サスペンダー部分も取り外し可能で、様々なシーンで使いやすい。
さらには裾に配した大型のジッパーは登山靴を脱がずして脱ぎ履き出来る優れもの。サイズ感もやせ型からガッチリ方まで対応出来るのも嬉しい・・・・
(※僕が元ラガーマンゴリラ体型の為、ゆったりフィットは嬉しい限り。)

 


さて!ここからが本番!!
気持ち薄手に感じるアウターの下に配した注目アイテム!PDフリースジャケット&パンツ!!こいつの信頼性は抜群。とにかく温かく乾きやすい!!!PD=パワードライの名に恥じないその頼もしさは一度着たら病みつきに。


ちなみに今回は標高1,500mでのツアーだが、僕の冬のメインフィールドであるアルパインエリアでも安心感は保たれる。さらにこいつの良いところは厚手のフードが付いているところ。凍てついた風から毛細血管が張り巡らされている後頭部や耳元を守り、頭上からの落雪、降雪が首に侵入するのも防いでくれる。
さらにさらに山小屋やテントの中で抜群の着心地と保温力を発揮してくれる。個人的にはアシスフィットタイツを下に着ることで着圧感と保温力だダブルで得られるのでお勧めだ。


ここだけの話・・・・部屋着としての実力は群を抜いている。センスの良いカラー&フォックスファイヤーのブラックロゴで散歩やジムにも持って来い。かく言う僕もこの贅沢すぎる部屋着が手放せない(笑)。

 

 

PDフリースを着こみ、チラチラ降る雪を大窓から見る。手には熱々の焼酎のお湯割り。足下には今日のツアーのパウダースノーの感触が未だ残る・・・・何て素敵で贅沢な雪国ライフ。

 

さあ!皆さん!!まだまだスノーライフは続きます。大好きなフォックスファイヤーのクロージングを着て、乗鞍&上高地へGO!!あなたの日常を非日常に変えるフィールド&ガイド達に逢いに来ませんか?
この冬もwithフォックスファイヤー。

 

 

 

 

マウンテンガイド

小峰 邦良 | Kuniyoshi Komine

 

長野県松本市乗鞍高原在住。合同会社リトルピークス代表として、スノーシュー・ネイチャースキー・シャワークライミング・トレッキング等のガイドをこなす。スノーシーズンは、仕事前の早朝からバージンスノーを求めてテレマークに興じ、グリーンシーズンであれば、これがMTBダウンヒル、カヌー、トレランに変わる。とにかく動いていないと死んでしまうかのごとく、1年365日、野・山・川を駆け巡っている。【日本ラフティング協会認定シニアガイド・RAC(水辺の体験活動推進協議会)リーダー・CONE(自然体験活動推進協議会)リーダー】
<WEBサイト> Little Peaks(リトルピークス)