高橋庄太郎『スコーロン』SCシャンブレーシャツ【後編】

2016.07.19 Update

「虫が離れていく」を実感。夏山登山を快適にしてくれる機能シャツの実力

 

そろそろ本格的な夏山シーズンだ。しかし梅雨に入る前から、僕はすでにかなり多くの山を歩いてきた。そのなかで、「スコーロン」のSCシャンブレーシャツを持っていったのは、大峯奥駈道、北アルプス霞沢岳、北海道の天塩岳や芦別岳など。初夏の時期は1年でもっとも虫が多い時期だけに、テストには非常に好都合だったのである。

 

実際、どこも虫が多かった。とくに大峯奥駈道の小笹の宿避難小屋前のテント場といったら、到着した途端、全身を無数の虫に取り囲まれたほどだったのである。もちろん僕はスコーロンの力を信じて、すぐにSCシャンブレーシャツをはおった。でも、気付いたら刺されてかゆいんですよ、手の甲と首筋が……。

 

誤解されそうだが、つまりまあ、SCシャンブレーシャツで覆われていなかった部分だけが刺されてしまったというわけ。じつは外部に露出していない腕や胴体は、どこも刺されていなかったのだ。近寄ってきた虫が生地に寄ってきた様子は見たものの、長時間とまっていた形跡はない。やはり、おそらくスコーロンの「とまってもすぐに虫が離れていく」という力が発揮されたのだろう。SCシャンブレーシャツの薄い生地で虫に刺されなかったのは、予想以上の実力があると感じた。

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高橋庄太郎(たかはし しょうたろう)/山岳・アウトドアライター

テント泊を愛し、夏を中心に一年中、山を歩き回っている。自宅は大きな池がある公園のそばで、とにかく蚊が多い。著書に『山道具 選び方、使い方』(エイ出版社)など

 

【お断り】このレポートは事実に基づいて掲載しておりますが、スコーロンの効果効能は使用環境・条件等により、必ずしも保証するものではございませんので、ご理解のうえご活用いただきますようお願い申し上げます。