特殊断面糸を使用したダウン専用素材『ピスティルファイバー』

2017.11.14 Update

 

 

■ピスティルファイバー

 

特殊断面糸を使用した、通気性に優れ、羽毛の吹き抜けがしにくい軽量ダウン生地

 

花びらのような断面形状の糸が組み合う構造により、最適な空気透過率を維持しつつ、 耐洗濯性が向上しました。また、空気が抜ける経路が複雑になるため、縫製穴や生地から 空気と一緒にダウンが吹き抜けにくくなっています。

 

 

 

 

従来品は、断面がほぼ丸い形状の糸の織物なので、空気が抜ける際にダウンも一緒に吹き抜けやすい構造でした。

 

また、それを防ぐために生地にアクリルコーティングを施していましたが、それにより空気が抜けにくくなるため、縫製穴から一気に空気が抜けようとして、その際にダウンも一緒に抜けてしまうことになっていました。

 

 

 

 

ピスティルファイバーは、断面が花弁の様な特殊形状をした糸の織物です。

複雑に組み合わさった糸の隙間はダウンが通りにくいのでアクリルコーティングをする必要がなく、空気透過率も維持されるので “空気は抜けてもダウンは吹き抜けにくい” という構造なのです。

 

アクリルコーティングが不要ということは、生地はしなやかで軽量になり、中に封入されている高品質ダウンの性能を最大限に発揮できます。

また、縫製穴からの吹き抜けが起こりくくなったことにより、これまでダウンジャケットでは行いにくかったデザイン性の高いキルティングワークが可能になりました。