平本 直仁『スコーロン』フィールドインプレッション

2019.06.28 Update

戦うためのスタイリング「Foxfireスコーロンシリーズ」

 

みなさま初めまして。年間を通じてWBS(ワールドバスソサエティー)、JB(日本バスプロ協会)という二つのバスフィッシングトーナメント団体に所属し、霞ケ浦を中心にトーナメントに参戦してる平本直仁です。バストーナメントは20代前半から気付いてみれば20年以上継続しています。

 


以前と比較にならないほどの酷暑が続く最近の日本の夏。そろそろ人間にも、自然界にとっても過酷な季節がやってきます。
渓流のように新緑から生まれる透き通った空気と涼しげな木陰、そして清流のせせらぎとは相反して、霞ヶ浦湖上は涼める場所が橋の下以外ほぼ無く、濁ったマッディーな水には残念ながら入水する気にはなれません(笑)。それでも霞ヶ浦のバスフィッシングが楽しすぎて愛して止まない一人です。


ここ数年は35度を超える酷暑の中でのトーナメントや、それに向けたプラクティス(練習)の日も多くなってきて過酷度が上がっています。酷暑の中、トーナメントにおいてなによりも重要なのは、いかに集中力を切らさず、最後まであきらめずバスを追い続ける事。その為に集中力の根源となる体力の消耗を防ぐことは水分・塩分補給の次に重要な事だと感じています。ましてや40代後半の私にとっては非常に重要なファクターとなります。

今となってはFoxfireスコーロンシリーズのお蔭で酷暑の中でも戦えるスタイリングが完成しましたが、たどり着くまでには色々ありました。

若いころは海感覚でUV、虫なんかお構いなしで半袖に短パン。あえて肌を焼きに行く感じで12時間湖上に浮きっぱなしでもへっちゃら!でしたが日焼けが痛いのを理由に素材も考えず単純に綿のロングTシャツに薄手のロングパンツに変更。日中べったり汗をかきますが、夕方には自然乾燥。色付きのシャツ等は塩だらけ。今考えるとゾッとするそんな夏の無知で無謀なスタイルでした。若さってすごい!(笑)
しかし徐々に体に異変が出てきました。当然の報いなのですが、速乾素材ではない綿がベッタリ長時間背中に張り付いた状態でいる為、背中が汗疹でボコボになり皮膚科に通う始末に・・・。これをきっかけに真剣にスタイリングを考えるようになりました。

一にも二にも背中の汗疹対策、速乾性。そう思っていたところ、TIEMCOからサポートを受けている流れでFoxfireを紹介いただき相談させて頂くと、なんと単に速乾性能だけではなく、さらに上をいく吸汗速乾に加えて防虫機能を持った夢の素材があるとの事!朝夕の支度時に群がってくる虫は汗疹の次もしくは同等に痒い天敵。まさかそんな機能を持ったウェアが存在するとは!!ウェアに防虫機能など期待をしたことも、考えたこともなかったので衝撃的でした。Foxfireスコーロンとの出会いでした。

 


まず最初に導入したのはSCガイドフーディだったと思います。開封一番に感じたことは虫を寄せ付けなそうな独特な微香。そして個人的には初めてだった袖口のサムホール。薄手のフード付きウェアが新鮮!等とメイン機能以外の各所に感動した記憶があります(笑)。

ご存じない方もいらっしゃるかもしれないのでスコーロンフーディの特徴を以下にHPから引用します。
『防虫、吸汗速乾、UVカット機能を持つトランウェット・スコーロン素材のフルジップパーカー。通気性にも優れ盛夏まで着用が可能です。フードとサムホール付きで、顔の周りや首の後ろ、手の甲も虫や日焼けからガードします。』

防虫・吸汗速乾だけでも自分の要望を十二分に満たしているのに、それに加えてUVカット機能付き。完璧です。
最初は無知故、薄手の綿Tシャツの上にスコーロンのフーディーを着て湖上へ・・・意味ありませんね。綿はNGです。途中でいつもと変わらない事に気づき、湖上でお着換え(笑)。Tシャツを脱ぎ、直に着てみたところ・・・爽快&快適。素材パワーに湖上で思わず一人うなずいていました。

夕刻ボートを上げてからの片付け。フードをかぶりチャック全閉、サムホールに指を通し可能な限り露出をシャットアウト。刺されないとは言いませんが、止まっても逃げていくのでしょう。虫よけスプレーなしとは思えない防虫効果だったので、もうこれしか無いなと惚れこみました。

このフーディへのリスペクトが各アクセサリーへの興味心と期待に一気に火を付けました。残る課題。それは、歳を重ねるごとに気になり始めた日焼けによる体力の消耗度合い。残念ながら増すばかり・・・。トーナメントで集中する為にとにかく肌を日焼けからブロックしつつ快適に過ごしたい!と言う思いが強くなり、露出部分である顔・手の甲・足にスコーロンアクセサリーの導入が始まりました。

 


顔にはSCガイドマルチマスク。スコーロン発売以前から単純筒状のサンバンデッドを使用していましたが、SCガイドマルチマスクは上部にアジャスターが付いているのでずり落ちずストレスがありません。また鼻・口元周辺と首周囲を別パーツに分け、鼻・口元周辺にはスコーロン加工無し生地を使用し、安全性を考慮。細かい配慮が施されています。

 

 

手の甲にはSCイージーバイブスグラブSCイージーハンドカバー。ついこの春まで数年間に渡り厳冬期でもハンドカバータイプを手放さず愛用してきました。それはロッドを握る時に手のひらの感触・感覚を何物にも妨げられたくないからです。ですが、今年新たにSCイージーバイブスグラブを導入してみたところ、これが秀逸。ロッドと手のひらの接点部分のみ切り抜かれているので、感触・感覚面において違和感無し。日焼け・虫よけカバー範囲も必然的に広がります。

またこのグラブはバスをランディングする際、親指付け根部分が傷つかなくてすくむ上に、バスの歯が素材に引っ掛り、バラしにくくもなるというオマケ付きです。ボロボロになるかもしれませんが、バスのキャッチ最優先です!今まで手のひらが全くのオープンタイプのSCイージーハンドカバータイプと少々感覚が異なる為、たまにリールのグリップが引っ掛ることがあるので、たるみの無いジャストフィットサイズの購入をお勧めします。

 


最後は足。真夏は七分丈パンツにSCイージーレッグカバーを組み合わせています。脛も汗による肌荒れを起こしていましたが、生地の吸汗速乾性能により肌荒れ軽減。汗を逃がしてくれて通気性も良く涼しいのでお勧めです。こちらもずり落ちてこないようにジャストフィットサイズの購入をお勧めします。これは完全に個人的意見ですが、Foxfireスコーロンシリーズに七分丈パンツが出れば全身スコーロンで怖いもの無し!出るといいなぁ(笑)

釣り以外でも、ガーデニング、畑仕事等アウトドアでの作業が発生する時は、Foxfireスコーロン大活躍!釣りと同様のスタイリングで作業しているので、この格好を見慣れていない近所の方にはちょっと衝撃的過ぎるかもしれませんね。でも防虫、吸汗速乾、UVカット機能対策バッチリですのでお勧めです。

 

 

 

 

プロアングラー

平本 直仁 | Naohito Hiramoto

 

東京都在住。霞ヶ浦水系を拠点にWBS、JBトーナメントで活躍するベテランアングラー。シャローウォーターのカバーフィッシングからオフショアのブレイク攻略まで、幅広い引き出しを持ち、広大な霞ヶ浦水系からマクロな視点でビッグバスを探し出す理論、テクニックは秀逸。
<WEBサイト> N.Hiramotoオフィシャルブログ

 

 

 

【お断り】このレポートは事実に基づいて掲載しておりますが、スコーロンの効果効能は使用環境・条件等により、必ずしも保証するものではございませんので、ご理解のうえご活用いただきますようお願い申し上げます。
※一部具体的な虫の名前を“虫”という表現に置き換えて掲載しています。