戸塚学『フォトレックジャケットM VI』フィールドインプレッション

2020.02.13 Update

冬のフィールドでどんなジャケットを着るかは、撮影に大きな影響を与える。

厳冬期は極寒の-20℃以下になる場所もあるし、それ以外の季節でも気温は5度くらいなのに強風が吹き荒れる場合は体感温度が下がるので、どのジャケットにするかはいつも悩ましい。+αで機能性が重要にもなる。

 

 

以前の厳冬期はアウター系のダウンジャケットを着用していたが、単体では思ったほど温かくなく、結局ジャケットの中に重ね着をしていた。そのため非常に動きにくく、待ちの撮影ではまだしも、少し機動をする場合には汗をかいたり、動きにくかったりと困っていた。

 

 

最近は高機能なアンダーウェアの出現により、インナーダウンを着てからフリースかセーターを着て、その上にウインドブレーカーを兼ねたレインウェアを着ることが普通になった。しかしマイナス20℃以下になる場合どうも心もとない。そこでようやく見つけたのがこのジャケットだ。レインウェアのかわりにこの「フォトレックジャケットM VI」を着ることでレインウェアの心もとなさが無くなった!

 

厚手の生地ながら、そこはゴアテックス!雨や雪に強いのはもちろん、中の湿気を外に逃す高機能な素材の恩恵は計り知れない。通気性は寒い時に重要か?と思うかもしれないが、寒いからこそ必要なのだ。理由は機動時に薄っすら汗をかいても、ジャケット内の通気性の良さにより汗冷えを防ぐことができるからだ。それだけではなく気温の変化に対応できるように「ユニットシステム」が充実しているので、撮影中にライナー部分を外したり、寒さが厳しくなった時にはザックに忍ばせておいたライナーを装着することで、撮影に集中することができる。

 

 

 

高機能&多機能ポケット

このジャケットのいいところは、やはり多彩なポケット群だろう。特に望遠ズームレンズがすっぽり入ることだ。もちろん常にこのポケットにレンズ類を入れているのはさすがに重いので入れたりはしないが、ザックを降ろして必要なレンズや機材を入れてのアタック用としてはじつに便利だ。考えてみればカメラマンベストが一体化したジャケットとも言える。

 

 

 

 

パウダーガード

ジャケットを着てふと気になったのが、裾についたベロベロ?「そうか!」すぐになんだか解った。それはこの部分をしっかりと止めることで、下から吹き込む冷気をシャットダウンできるのだ。この部分は取り外せるのでクリーニングに出す時や洗濯をする時には劣化を防げる。

 

スタイリッシュなデザインなのでタウンユースとしても使える。じつは現在フィールド以外でも思い切り使っているので、総じてコスパ的にも嬉しい一着。冬の間はずっと手放せない。

 

 

 

イノシシ 愛知県 | オシドリを待っている時に現れたイノシシ

 

 

トウネンの群れ 石川県 | 海岸に寝転びながらトウネンの群れを狙う

 

 

トウネン 石川県 | 群れで飛翔する

 

 

オオバン 東京都 | 喧嘩

 

 

オジロワシ | 流氷から飛び立とうとする

 

 

 

 

写真家

戸塚 学 | Gaku Tozuka

 

1966年、愛知県生まれ。野鳥を中心に撮影活動を続ける。現在は野鳥を含む環境の撮影を進め、「きれい・かわいい」だけではない「においのする写真」を目指す。作品は雑誌・カレンダー等に発表。 写真集「鳥たちは今日も元気に生きてます!」文一総合出版 他。
<WEBサイト> Happy Bird’s Day